製品概要 「加圧式IH炊飯設備」とは?
「はり」と「つや」を
生み出す炊飯設備
洗米から釜洗浄まで、サタケのお米に関するノウハウを結集。
「はり」と「つや」のある、お米本来のおいしさを維持するラインを構築しています。
SILK導入のメリット
食味の向上・品質の安定
1.2気圧×106℃で一気に加熱
釜の底面と側面そのものを発熱させ、釜全体をムラなく一気に加熱して炊飯します。
さらに、釜内に圧力をかけることで米の芯まで熱が伝わり、いっそうおいしい旨味をひきだすことができます。
高温で芯まで加熱
釜内を1.2気圧まで加圧し、釜内温度106℃で炊飯。お米の芯まで熱を伝え、しっかりとした粒感があり、ふっくらとつやのあるご飯に炊き上げます。
釜内の米を均一にアルファ化
釜の底面と側面の両面からの加熱制御を効果的に行うことで、釜内対流を促進。釜内を均一に炊き上げ、炊きムラを減少させます。
おいしさが長持ちする
高圧高温炊飯により、釜内の米をムラなくアルファ化させることで、時間が経過しても、食味劣化が少なく、おいしさを維持できます。
蒸気を逃がさない構造
集中排気により炊飯中に発生する蒸気を逃さないことで、ドライ環境を維持します。
全工程で「温度」「時間」「重量」のデータを収集・管理
独自の生産管理システムで、ラインの全工程の各種データを収集し、Excelデータとして管理することが可能です。これにより安定的な運用と品質管理が簡単にできるようになります。
主な収集データ
重量管理※1
- 配米重量
- 加水重量
- 調味重量
- 炊上重量
- 酢散布重量
時間管理※2
- 浸漬時間
- 配米時間
- 調味時間
- 炊飯時間
- 酢散布時間
温度管理※3
- 洗米水温
- 浸漬水温
- 炊水水温
- など
※1 一釜ごとの釜内に投入した量をデータ管理
※2 一容器ごとの経過時間をデータ管理
※3 一釜ごとに釜内温度をデータ管理
省スペース化の実現
サタケ独自の製法(容器浸漬方式)により、コンパクトな設計・レイアウトが可能に。従来より約25〜40%の省スペース化が実現します。
洗米〜浸漬の一体化した設計
通常は洗米機と浸漬装置が独立して離れているためスペースが多く必要ですが、 サタケのSILK炊飯ラインでは 「洗米浸漬装置」 として一体化しているため、省スペース化が可能になりました。
120釜/hラインの比較例
容器浸漬による省スペース化
従来の炊飯釜による浸漬ではなく、サタケ独自のバケット(容器)による浸漬のため、限られたスペースの中で効率的なレイアウトが可能です。また、省スペース化によりイニシャルコストも抑えることができます。
1釜あたりの比較例
人と環境に配慮した炊飯設備
SILKの加圧式IH炊飯設備は従来のガス炊飯に比べて排熱が少ないことで、安全で快適な作業環境を実現。
また、炊飯室内の空調設備ランニングコスト低減にも貢献します。
人に優しく快適な作業環境
IHによる炊飯設備のため、従来のガス炊飯設備に比べて炊飯時の排熱が大幅に削減され、工場内の室温も安定管理することが可能です。これにより現場で働く人にとっても快適な作業環境を実現します。また、炊飯時の焦げつきや吹きこぼれなども抑制されるためメンテナンス面においても人に優しい設計になっています。
地球環境に優しい設備設計
ガス炊飯設備に比べて、炊飯時の排熱を抑えることができます。また、サタケ独自の技術による節水型洗米機の採用により水使用量や排水も大幅に削減されるなど、地球環境に優しい設備設計になっています。
炊飯ライン室温比較イメージ
従来のガス炊飯設備では、室温が約40℃以上と高温なため排気フードの設置が必要でしたが、SILKのIH炊飯設備では約25℃の室温が保たれ、排気フードの設置も不要です。また必要換気回数も従来の半分程度に抑制され、空調設備のランニングコストも削減できます。
※実際のサーモグラフィではなくイメージ画像です。